ゴルフ下半身リードドリル一番効果があるのはどれ?4本のYouTube動画を検証してみた
私は下半身リードが得意ではなく、すぐに上体、腕でボールを叩きたくなります。
クラブを持っているのが手なので、当然と言えば当然ですが、ゴルフスコアの安定においては下半身リードで腕力に頼らずに振る事が一番です。
Youtubeを見ると多くの方が下半身リードでのスイングを推奨していますし、自分で打ってみて下半身リードで打てた時の感触、飛距離、弾道は素晴らしく感じるので、やはり下半身リードが主、手の振りは従だと思います。
そこで、Youtubeの中でも人気のある4人のチャンネルから各1本をピックアップし、どれが下半身リードのスイング習得に向いているかを検証してみました。
チャンネル名 | チャンネル登録者数 | 運営者 |
日本一簡単!!安田流ゴルフレッスン | 12.3万人 | 安田さん ティーチングプロ |
DaichiゴルフTV | 41万人 | 菅原大地さん ティーチングプロ |
ゴルフ飛ばしてなんぼ! | 14.9万人 | 小池正次さん ドラコンプロ |
MY GOLF | 9.95万人 | BONちゃん さしみさん トーナメントプロ |
私が下半身リードを習得する、もしくは下半身リードを確実なものにするのに一番良いと思えるのは、『MY GOLF~確実に下半身で打つ方法!奇麗に腰で打つ方法!下半身で打てと言うけど難しい・・。』 です。
- 普段の自分のスイングで「トップで間を取る」だけでよい
- 体に無理な負担がかかりにくい
- このドリルでコースを回れるぐらい自然である
それでは、実際に4種類の下半身リードドリルを実践してみたHDCP8.3のサラリーマンゴルファーが詳しく解説しますので最後までお読みください。
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動画①日本一簡単!!安田流ゴルフレッスン~下半身リード。わかっちゃいるがどうやるの?簡単に下半身リードができるコツを伝授☆
下半身リードで振る為には、無意識で振れる様になる必要があり、その為の練習方法を公開している動画です。
- 無意識に下半身リードで振れる様になること
- 左足を後ろに引っ張る事で腰を回転させる。
- 両足を閉じてアドレス
- 左足を後ろに引くことで腰を回してあげる
- 腰に引っ張られて腕が勝手に振られてしまう感覚を養う
まずは、各ドリルにつき30球ずつハーフスイングでボールを打ってみました。
場所 | みゆきゴルフセンター |
日時 | 11/3(木) |
みゆきゴルフセンターについての解説記事はこちら
実際に動画を試してみた
この動画から意識して挑戦しようとしたことは1点です。
挑戦しようとしたこと | 達成度 |
両足を揃えた状態でアドレスして左足を後ろに引っ張る事で腰を回転させる | ★☆☆☆☆ |
残念ながら達成度は5段階評価の1でした。
何故上手く出来なかったかを自分なりに分析すると、ダウンスイング時に左足に体重が乗り、左足が軸足となります。
体重が乗った軸足を後ろに引くことがとても難しく、全く動かせませんでした。
私自身が足を使ったスイングをしてこなかった、出来ていなかった証拠でもあると思います。
又、体が硬いのも大きな原因だと思います。
おそまつですが、写真の様な感じで全く体が動いてくれないのがわかります。
これ以上行うとどこかを痛めそうなので、30球打てずにギブアップです。
凄く良いドリルだと思うのですが私にはハードルが高いようです。
動画視聴者のコメントを3件紹介します。
陸上をされていたという事で、足腰は丈夫だと思います。しかし、このドリルは動画で見るのよりかなり負荷がかかりますので、様子をみながら実践頂ければと思います。
私も実践しましたが、足が動かなくてすぐにギブアップでした。無意識に出来るようになるまで練習が必要との事ですので、相当な練習量が必要になると思います。
確かに、腰ではなく左脚にフォーカスされています。腰を意識するより左脚を意識した方が上半身を持って行かれない様な気がします。左脚にフォーカスされている点は非常にありがたいレッスンですね。
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動画➁DaichiゴルフTV~下半身主導になる体重移動と重心の話&ドリル紹介☆アーリーリリースでお悩みの方は是非取り組んで欲しいドリルです。
- トップに行く前に左足に体重を乗せる(いかに早く左に乗れるか)
- トップに行ったときには既に切り返しが始まっている感覚をつかむ
- 両足を揃えてアドレス
- テークバック開始と同時に左足をステップして踏み込む
- トップまで上がったら振る
- まずはハーフスイングから始めて出来たらフルスイングで
- クラブはPW~9Iを使用
実際に動画を試してみた
この動画から意識して挑戦しようとしたことは2点です。
挑戦しようとしたこと | 達成度 |
テークバック開始と同時に左足をステップして踏み込む | ★★★★★ |
ダウンスイングで頭~体が左に動かない様にする | ★☆☆☆☆ |
ドリル自体は出来ました。
「挑戦しようとしたこと」の1番「テークバック開始と同時に左足をステップして踏み込む」についての達成度は、5段階評価の5でした。
早い段階で左へ乗る事は出来たと思います。
しかし、「挑戦しようとしたこと」の2番「ダウンスイングで頭~体が左に動かない様にする」についての達成度は、残念ながら5段階評価の1でした。
ステップをすることで体重が左に思いっきり乗っていくので、頭、体全体が左に流れてしまい、ボールは、シャンク気味になり6割方は右へすっぽ抜けましたが、下半身に引っ張られる感覚は味わえました。
ダウンスイングで体を左に動かない様にする事が難しいドリルという印象です。
上記写真の矢印「←→」を見るとよくわかりますが、トップからインパクトにかけて体全体が目標方向に流れてしまいました。
実際やってみると、かなり下半身リードになりますが、上半身も左に流れてしまい私には難しかったです。
このドリルを習得できたら、きっと下半身リードが身につくと思いますので頑張って練習していただければと思います。
ステップ打ちを習得できたら、私ならば、ヒールアップ→ヒールダウンをトリガーにすると思います。
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動画③ゴルフ飛ばしてなんぼ!~【下半身リード】上手くできない人の特徴・共通点|下半身先行の動きを体感できる練習法!
フォローからスイングをスタートする事で、自然と下半身リードが身につくそうです。
- 飛距離アップ
- 方向性の安定
- ダウンブローの習得
- 下半身を先行させることで腕がしなやかに振られる
- フォローの形をとる
- バックスイングは下半身で上げていく
- トップからの切り返しも下半身から始動
3つのドリルを紹介してくださっていますが、今回は1つだけ実践しました。
実際に動画を試してみた
この動画から意識して挑戦しようとしたことは2点です。
挑戦しようとしたこと | 達成度 |
フォローからのスイングスタート時に下半身でバックスイングする | ★★★☆☆ |
ダウンスイングで下半身に引っ張られてクラブが振られる感覚を感じる | ★★★☆☆ |
「挑戦しようとしたこと」の1番「フォローからのスイングスタート時に下半身でバックスイングする」についての達成度は、5段階評価の3でした。
フォローの位置でクラブを止めている為、クラブからバックスイングに入りたくなりました。
下半身でバックスイングを開始出来たのは全体の5~6割程度でしょうか。
「挑戦しようとしたこと」の2番「ダウンスイングで下半身に引っ張られてクラブが振られる感覚を感じる」についての達成度も、5段階評価の3でした。
1番が上手く出来た場合、しっかりと2番も上手く出来、下半身が先行したダウンスイングを感じる事が出来ました。
スイングをフォローからスタートし、トップ~インパクトと流れる様に行えます。
私も同じ感じでした。下半身を意識してスイングしたら小池さんのおっしゃられるドリルの目的が理解できました。
コースでティーショットを打つ前に、フォローからの素振りをしてからティーショットを打ったのだと思います。結果は今一歩との事でしたが、私としては今度試してみたいと思います。毎回、ショット前にこのドリルを組み入れたらどうなるか興味があります。
私も、どれも有益なレッスンだと思います。
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動画④MY GOLF~確実に下半身で打つ方法!奇麗に腰で打つ方法!下半身で打てと言うけど難しい・・。
トップスイングからダウンスイングにかけて確実に下半身から始動するために、トップで一旦スイングを止めて、腰からスタートするドリルです。
- 上半身が下半身に引っ張られる感覚を養う
- 普通にアドレス
- 腰からテークバック
- トップで1~2秒止める
- 腰から始動してボールを打つ
実際に動画を試してみた
この動画から意識して挑戦しようとしたことは3点です。
挑戦しようとしたこと | 達成度 |
腰からバックスイングを開始する | ★★★☆☆ |
トップで1~2秒止める | ★★★★★ |
腰からダウンスイングを開始する | ★★★★★ |
この動画ドリルは、かなりしっくりきました。
「挑戦しようとしたこと」の1番「腰からバックスイングを開始する」についての達成度は、5段階評価の3でしたのでぎりぎり合格点だと思います。
「挑戦しようとしたこと」の2番「トップで1~2秒止める」についての達成度は、5段階評価の5と完璧に出来たと思います。
「挑戦しようとしたこと」の3番「腰からダウンスイングを開始する」についての達成度も、5段階評価の5と完璧に出来たと思います。
このドリルの優れた点は、トップで一旦止めて考える間を作れる事です。
なので、腰からバックスイングを開始しなくても、トップで考える時間が作れるので、確実に腰からダウンスイングを開始出来るものです。
トップで一旦止めて、腰からダウンスイングを開始するだけのドリルなので普段のスイングを変えることなく実践出来るのが大きいです。
やはり、一連の流れの中でスイングしてしまうとついつい手を強く使いたくなります。
このドリルは、トップで一旦止めることにより、頭の中で「腰でリードする」と念じてからダウンスイングに入る事が出来、トップ~フォロースルーまで一気に腰で振りぬく感覚を体感出来ました。
私にはこのドリルが一番合っていると感じましたので、本格的にフルスイングをこのドリルで行う事としました。
その為、アドレス~トップ~インパクト~フォロースルーまで気持ちよく下半身リードで振っていけた感じがします。
私も初めて、トップで止めるドリルを行ってみましたが、自分のスイングを変える必要がなくとても良いです。暫くは、このドリルメインで行いたいと思います。
私は、このドリルでラウンドしようと考えています。コースでのショットでこのドリルを行っても問題ないと思います。
はい、神回だと私も思います!
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MY GOLF~確実に下半身で打つ方法!奇麗に腰で打つ方法!下半身で打てと言うけど難しい・・。のドリルを本格的にフルスイングで実践してみた
ハーフスイングで30球ドリルを実践してみてこれは良いと思ったので、フルスイングで100球ドリルを行いました。
使用クラブは、9Iと7Iです。
- 普段通りにアドレス
- スタンス幅は9Iで27cmぐらい(踵と踵の内側)、7Iで33cmぐらい
- テークバックしてトップへ
- トップで1秒間静止
- 左膝、腰を左に回す
ドリルを9Iと7Iで各50球行い、その後、トップで止めずに普通に打ちました。
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効果検証①インパクトでの腰の回り方
ドリル実践前と実践後では、インパクト時の左尻の見え方が少し違うのがわかります。
これは、下半身リードのスイングが今までよりも強く行われている証拠です。
自分ではかなり下半身リードのスイング感を感じていますが、画像にするとこんなもんです。
画像で極端に差がわかるようにするにはもっと極端にしないといけません。
参考にプロのインパクト時の左お尻の見え方も載せました。
全然違いますね。 ここまでは無理としても少しでも近づけたいと思います。
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効果検証➁フィニッシュでの下半身の形
下半身リードでしっかり回転して打てているかは、フィニッシュの下半身の形で判断できます。
ドリル実践前と実践後とでは、下の写真の様にフィニッシュ時の下半身が全然違うのがわかります。
ドリル前 ドリル実践後 ドリル前は、下半身が回り切れておらず、左右のももの間に隙間が見え右足もめくれきっていません。
それに対しドリル後は、左右のももがしっかりくっつき、右足裏もしっかりめくれきっています。
ドリル実践後(右の写真)のフィニッシュの方が明らかに良いですね。
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効果検証③ユピテルの距離計を使用して測定
まずは、9Iでのドリル前の距離とドリル後の距離をユピテルの距離計を使用して比較してみました。
球筋としては明らかにドリル後の方が良かったと思いますが、距離計で比較するとほぼ同じでした。
参考にユピテル距離計のロフト角設定と私のクラブのロフト角を表にまとめました。
ユピテル距離計での番手表示 | I5 | I6 | I7 | I8 | I9 |
ユピテル距離計のロフト角設定 | 25 | 28 | 31 | 35 | 40 |
私のアイアンでの番手 | I7 | / | I8 | I9 | PW |
私のアイアンでのロフト角 | 26 | / | 30.5 | 35.5 | 41 |
7Iでもドリル前後の飛距離を比較しました。
9Iでは、ヘッドスピード、飛距離ともにあまり差は感じられませんでしたが、7Iでは、ヘッドスピードが2.4m/s早くなり、飛距離も7ヤード伸びました。
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さいごに
私は、ゴルフを始めた頃、下半身を固めて腕を振れという指導を受け、長い間、左腕を鍛えて左腕で振る事でヘッドスピードを上げる練習をしてきました。
それでも、HC7.9までなれましたのでそれはそれで良かったのだと思います。
しかし、5年程前、チーピンがひどくなり、合わせて弾道が低くなり始めました。
全体的にボールは卓球のドライブサーブみたいになってきて、プロに見てもらったところ、手打ちが原因である事がはっきりしました。
そこから、下半身で振る~ボディターンの指導を受け、球筋もドロー→フェード系に変え今に至っておりますが、未だに手に頼りたくなることがあります。
そこで、Youtubeのゴルフ下半身リードドリルを見まくって、自分でやれそうなドリルを4つに絞り今回の検証をしてみました。
人によって、年齢や体格によって、ドリルの向き不向きがあると思います。
理由は、 普段の自分のスイングで「トップで間を取る」だけでよい 体に無理な負担がかかりにくい このドリルでコースを回れるぐらい自然である事です。
ドリルは極端にやる事でドリルの意味があると言われます。
私もそう思いますが、感覚的に「これはきつい」と思うものはなかなかやれません。
もちろん年齢的にもです。
そんな中で、『MY GOLF~確実に下半身で打つ方法!奇麗に腰で打つ方法!下半身で打てと言うけど難しい・・。』 については、非常に自然で良いドリルだと思いますので、中高年~100切りを目指すゴルファーにもおすすめします。
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