GARMIN APPROACH R10のおすすめ機能は? HC8.3サラリーマンゴルファーが検証してみた
先月、無事に還暦を迎えました。
還暦の記念として、自分へのご褒美としてGARMIN APPROACH R10 を購入し約1カ月使用してみました。
私個人としては大変気に入っています。
しかし、Youtubeなどでも紹介されている様に、『あれっ???』と思う機能もあります。
率直な感想と使用した感じを書きたいと思います。
購入を検討中の方は是非最後までお読み頂き参考にして頂ければと思います。
100切りを目指す方~70台でラウンドされる方まで使える計測器だと思います。
とにかく機能が多いです。又、おすすめ出来る機能はたくさんありますが、
90台で安定して回りたい方に
特におすすめ出来る機能は、
- クラブパス測定機能
- アタックアングル測定機能
- 方向性確認機能
- 球種確認機能
- ボールのばらつき確認機能(距離の範囲画面)
です。
クラブパス・フェースアングル・アタックアングルは、計測器が無いと確認出来ないですが、GARMIN APPROACH R10を使用する事で可視化出来、スイング改善に大きく役立ちます。
マップ画面による方向性と球種確認は、距離の短い練習場では大いに役に立ちます。
おすすめ機能
それでは、これから私の特におすすめする機能について解説していきます。
クラブパス測定機能
クラブパスとは、クラブヘッドが『アウトサイドイン』『ストレート』『インサイドアウト』のいずれかから入っているかを測定し数値化してくれる機能です。
アタックアングル測定機能
アタックアングルとは、クラブヘッドがボールに対し『ダウンブロー(-)』に入ったか、『アッパーブロー(+)』に入ったかを示します。
方向性確認機能
方向性確認機能とは、ボールがどの方向に飛んで行ったかを可視化してくれる機能です。
距離の短い練習場に通っている方におすすめの機能です。
100ヤード以上ある練習場では不要だと思います。
球種確認機能
球種確認機能は、ボールが『ストレート~フック~スライス』しているかを可視化してくれる機能です。
距離の短い練習場に通っている方におすすめの機能です。
100ヤード以上ある練習場では不要だと思います。
ボールのばらつき確認機能(距離の範囲画面)
自分の打ったボールの飛距離と方向をまとめて見えるようにしてくれている機能です。
散布図の様に可視化されていますので、練習終了後に確認が出来ます。
『思ったよりばらついていない』『思ったよりばらついている』などの判断が容易に出来ます。
スポンサーリンク実際に練習場で使ってみた-1
最初の3回は、GARMIN APPROACH R10のデータ検証を目的に、距離が100ヤードある練習場(みゆきゴルフセンター)に行きました。
やはり、目視との比較を行い、GARMIN APPROACH R10を信用して良いかを確認する事は重要です。
クラブパス
私はフェードヒッターなので、クラブをややアウトサイドから入れたいと思って練習をしています。
私は、目標に対しやや左に飛び出し、目標もしくは目標のやや右に落ちる球筋を好みます。
今までは、動画を撮影してクラブパスを確認をしていましたが、正直良くわからなかったです。
GARMIN APPROACH R10を使用してみて、好みの球筋が出る時は、ややアウトサイドから入っている事を確認できました。
フェード回転が強くかかり、スライスに近い球筋の場合、アウトサイドから入る度合いが大きい事も数値で確認出来ました。
自分にとって好みの球筋が出るのは、0度~5度アウトサイドから入っている事、10度を越えるとフェード回転が強すぎる事も理解できました。
打っているとボールが右に飛び出し、ややフック回転がかかり左に戻ってきたり、戻らずそのまま右に抜ける事があるのですが、GARMIN APPROACH R10を使用してみて、その様な時はインサイドから入っている事を確認できました。
この様に、一球一球クラブパスを確認しながら練習出来る価値は非常に大きいと感じています。
特にスコア100を切ったり切れなかったりする方には上達する為に必要な機能だと思います。
- GARMIN APPROACH R10で可視化
- 改善して感触を確認
- 結果をGARMIN APPROACH R10で可視化して確認
を繰り返すことで練習の質が向上します。
アタックアングル
アイアンは、ボールを上からもしくは地面に水平に打つ必要があります。クラブパスとも密接な関係にあり、クラブパスとセットで重要視しています。
一般的に、
『インサイドから入る=アッパーブローになりやすい=ダフリやすい』
『アウトサイドから入る=ダウンブローになりやすい=ターフを取りやすい』
となります。
私の場合、調子が落ちてくるとダフリのミスが多発します。
ダフリと言っても『ズドン』とダフってボールが前に全く飛ばないレベルではなく、ダフリ気味で距離が1クラブ分ぐらい落ちる程度ですが、運が悪いと池に入れたりもします。
『ダフリ』は絶対に避けなければなりません。
GARMIN APPROACH R10を使用してアタックアングルを確認すると、『ダフってる』と思うときは、アタックアングルが下からダフリ気味に入っている事が可視化されました。
左の写真では、
という事がはっきりとわかります。
右の写真では、
という事がはっきりとわかります。
- GARMIN APPROACH R10で可視化
- 改善して感触を確認
- 結果をGARMIN APPROACH R10で可視化して確認
を繰り返すことで練習の質が向上し上達に繋がります。
シャンクもしっかり可視化されます(おまけ)
シャンクの原因が、
オープンフェースなのか?
ネックに当たっているのか?
意外とわかりにくいです。
シャンクもしっかり可視化してくれます。
方向性と球種
※表示は5iになっているが使用クラブは7I(私の7Iのロフトはこの機器の5iとなる為)
こちらも100ヤードの距離のある練習場(みゆきゴルフセンター)で検証してみました。
ボールが飛んだ方向、ストレート、ドロー、フェード、フック、スライスボールなどほぼ実際と合っていました。
100ヤード先のネットに当たってしまうので、落下地点までは確認出来ませんが、実際と合っていると判断できました。
というレベルの誤差はありましたが、全く問題のないレベルです。
こちらは、距離の長い練習場を使用している方には肉眼で確認出来ますから不要な機能だと思います。
しかし、50ヤード以下の距離の短い練習場ではすごく有効な機能です。
- 方向性と球筋を確認できる
- ボールを追わないので、スイングも良くなる。
特に、胸を早く開いてしまう~顔が早く上がりがちの方には有効な機能とも思います。
ボールのばらつき確認機能(距離の範囲画面)
練習終了後に、計測した全ボールのばらつきを確認しました。
思ったよりばらついていませんでした。
写真左は全ショットのデータ、写真右は7Iのみのデータです。
全てのショットデータを見たり、番手毎のデータを見たり簡単に出来ます。
この様に、練習終了後~自宅で確認し、飛距離と左右のばらつき推移を確認する事で練習ごとにショットの精度を上げる事に繋がると思います。
TEXTデータで書き出し→エクセルで編集も可能なようですので本格的に分析~ショット精度の向上に繋げるのも良いと思います。
私はまだそこまで至っていませんが、将来的には客観的にデータ分析してみたいと思っています。
スポンサーリンク実際に練習場で使ってみた-2
『実際に練習場で使ってみた-1』では特におすすめな機能5つについて説明させて頂きましたが、ここではその他機能についての検証結果を説明します。
20項目ありますが、私も含め多くのゴルファーが興味のある以下の5項目について可能な限り検証してみました。(表にもまとめてあります)
⦅準備したもの⦆
- クラブ:ドライバーと7I
- 機器など:
・GARMIN APPROACH R10
・ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W
(コースボールへの補正として飛距離は1.1倍に設定)
例)ユピテルでの計測値110ヤード=レンジボールでは100ヤード
・コースでの実測(Golfbuddy aim w11)
・コースでの実測(ニコンCOOLSHOT 20 GII)
SWING TRAINER GST-5 W
合計飛距離
検証に使用したクラブ:ドライバーと7I
合計飛距離は、妥当か少し厳しめに出ます。
まずは、ドライバーの計測結果からです。
- GARMIN APPROACH R10:199ヤード
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:222ヤード
- コースでの実測(Golfbuddy aim w11):228ヤード
正直、コースでの実測値は、天候や使用しているボールなどの影響を受ける為、常に一定の結果が出るわけではありませんが、GARMIN APPROACH R10を購入後にコースに行き、まあ普通の当たりをした時のデータを当てはめて比較してみました。
GARMIN APPROACH R10での計測値に1.1~1.15倍するとコースでの実測値に合ってくると思います。
ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 Wはレンジボールがコースボールより10%飛ばない事を想定して飛距離を1.1倍に設定していますので、計測値は、ほぼコースでの実測値とイコールでした。
次に7I(ロフト角27度:計測器の5Iに相当)の計測結果です。
- GARMIN APPROACH R10:150ヤード
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:170ヤード
- コースでの実測(Golfbuddy aim w11):170ヤード
こちらもドライバーでの検証と同結果となりました。
GARMIN APPROACH R10での計測値に1.13倍するとコースでの実測値と合いました。
ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 Wはレンジボールがコースボールより10%飛ばない事を想定して飛距離を1.1倍に設定していますので、計測値は、ほぼコースでの実測値とイコールでした。
キャリー飛距離
ドライバーでのキャリー位置の実測が出来ない為、7Iのみでの検証です。
キャリー飛距離も合計飛距離同様に妥当か少し厳しめに出ます。
7I(ロフト角27度:計測器の5Iに相当)での計測結果です。
- GARMIN APPROACH R10: 134ヤード
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:計測機能なし
- コースでの実測(Golfbuddy aim w11):155ヤード
合計距離の検証とほぼ同結果となりました。
GARMIN APPROACH R10での計測値に1.15倍するとコースでの実測値(Golfbuddy aim w11)と合います。
コースでは、実際のショートホールで実測。
ピンまで150ヤードであることを確認(ニコンCOOLSHOT 20 GII)し、ボールがそのほぼ真横か少し先にキャリーした事を確認。
ティーグランドからボールマークまでの距離をGolfbuddy aim w11で実測しています。
ヘッドスピード
検証に使用したクラブ:ドライバー
厳しいです。(>_<)
- GARMIN APPROACH R10:36m/s
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:41.7m/s
61球打ちましたが、GARMIN APPROACH R10での計測結果は、33~38m/sでした。
ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 Wでの計測結果は、39~43m/sでした。
厳しく出るとはYoutube情報から知っていましたが、ここまで厳しい?とは思っていなくびっくりです。
ヘッドスピードにおいても、1.15倍することで実際(ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W)に近づきますが、ヘッドスピードはボールとは異なり補正不要なものなので結果に疑問が残りました。
流石に、33~38m/sのヘッドスピードでコースで220~250ヤード飛ぶとは思えないので、厳しすぎると考えます。
しばらく、自分の設定方法など含め見直したいと思います。
ボールスピード
検証に使用したクラブ:ドライバー
- GARMIN APPROACH R10:54m/s
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:57.7m/s
GARMIN APPROACH R10もユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 Wもほぼ同じで妥当な結果だと思います。
スマッシュファクター
スマッシュファクターとはミート率の事です。
検証に使用したクラブ:ドライバー
- GARMIN APPROACH R10:1.51
- ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W:1.38
スマッシュファクター(ミート率)=ボールスピード÷ヘッドスピード
で計算されますので、ヘッドスピードが厳しい計測結果となるGARMIN APPROACH R10の方が大きくなるのは当然ですね。
スポンサーリンク『実際に練習場で使ってみた-1』『実際に練習場で使ってみた-2』で紹介した機能を表にまとめて評価しました。
メリハリのある評価結果となりました。
GARMIN APPROACH R10 | ユピテルGOLF SWING TRAINER GST-5 W | コースでの 実測 | 備考 | GARMIN APPROACH R10の 信頼度 | |
クラブパス測定機能 | 非常に良い | ー | ー | ★★★★★ | |
アタックアングル測定機能 | 非常に良い | ー | ー | ★★★★★ | |
方向性確認機能 | 良い | ー | ー | ★★★★☆ | |
球種確認機能 | 良い | ー | ー | ★★★★☆ | |
ボールのばらつき確認機能(距離の範囲画面) | 非常に良い | ー | ー | ★★★★★ | |
合計距離 | 199ヤード | 222ヤード | 228ヤード | コースボールへの 補正として1.1倍程度 すれば実測と同じ になる | ★★★☆☆ |
キャリー飛距離 | 177ヤード | 機能なし | 不可 | コースボールへの 補正として1.1倍程度 すれば実測と同じ になる | ★★★☆☆ |
ヘッドスピード | 36m/s | 41.7m/s | なし | 厳しすぎです。 コースでの実測 距離から見て、 ユピテルが 正しいと思う | ★☆☆☆☆ |
ボールスピード | 54m/s | 57.7m/s | なし | 妥当な感じ | ★★★☆☆ |
スマッシュファクター | 1.51 | 1.38 | なし | ヘッドスピード データが疑問 であるためこちらも疑問です | ★☆☆☆☆ |
使用前の準備
購入後練習場へ持って行く前にする事は以下の通りです。
ガーミンアプリのダウンロード~ペアリング
- AppleストアからGarminアプリをダウンロードしインストール
- GARMIN APPROACH R10とスマホのペアリング
詳細は公式ページにて。
スポンサーリンクゴルフ練習場での設置方法
私が普段行っている設定のやり方です
こんな感じでセッティングします。大概、一回でセッティングできます。
- ボールを置く位置を決める
- 飛球線後方に園芸用の支柱(90cm✕2本)を置く
- 園芸用の支柱後方約20cmにGARMIN APPROACH R10を置く
- 園芸用の支柱を取り除く
- GARMIN APPROACH R10の電源ボタンを押す
- アイフォンとペアリングさせる
- アイフォン上でサンドウエッジを選択
- 50ヤードキャリーをストレートに打つ
- マップ画面でストレートになっている事を確認(合うまで繰り返す)
- 練習開始
この設定が難しいとYoutubeなどで紹介されていますが、私は上記のやり方で多くても2回で設定完了出来ています。ただ、サンドウエッジで真っすぐのボールが打てない初心者の方には難しいかもしれません。
練習中は、スマホを目の前に吊るすor置いて、目の前でデータ確認が出来ます。
前の打席との仕切りに
スマホを固定
スマホを直置きで
バッグに固定して
スイング動画撮影も可
機能概略
価格 | 77,000円(税込み) |
本体サイズ | 88.5mm✕70.25mm✕25mm(三脚を除く) |
重量 | 148g(三脚を除く)、220.8g(総重量) |
測定タイプ | ドップラーレーダー式 |
バッテリー稼働時間 | 10時間 |
防水性能 | IPX7 |
ゴルフシミュレータ | 有料(42,000コース) |
計測項目数 | 20 |
データ保存 | 可 |
データ書き出し | 可 |
公式HP | ガーミンJAPAN公式サイト |
皆さんの声
最近投入したGarmin approach r10。
— P-Golf (@PGolf1117) August 17, 2022
飛距離はあまり正しくでませんが、スピン量やアングル等は非常に参考になります! pic.twitter.com/XiPbSB1Nyz
私と同じ感想を持たれています。やはり、アングルなど測れるのは嬉しいですね。
今日はインドア練習。ボールのせいか、Garmin Approach R10が辛い pic.twitter.com/LMYoyk0p9M
— たぐ (@tag_gm) February 25, 2023
はい、厳しいデータだと思います。
ボーナス出たので買ってみました!
— OTK (@otk63) December 10, 2022
『Garmin approach R10』
これは良い!
早速、自分の各クラブの平均距離を測ってメモメモ。
次のラウンドで活かしたい!#ゴルフ#golf#Garmin pic.twitter.com/g3dfS2Bwpm
有効活用されてそうですね。
まとめ
ゴルフの上達の為には、プロにレッスンを受けたり、その他、自分で工夫して自分の弱点を補強する必要があります。
その為に、色々な機器や練習器具があると思います。
今回、私は自分へのご褒美として、GARMIN APPROACH R10を購入しましたが、買って良かったと思っています。
特におすすめできる機能は、
- クラブパス測定機能
- アタックアングル測定機能
- 方向性確認機能
- 球種確認機能
- ボールのばらつき確認機能(距離の範囲画面)
の5つです。
皆さんいかがだったでしょう?
最後までお読み頂きありがとうございます。
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